【新築で後悔しないために】今すぐ始めるべきシロアリ対策のすべて
新築を建てるとき、デザインや設備ばかりに目が向きがちですが、実は忘れてはいけないのが「シロアリ対策」です。シロアリは住宅に深刻なダメージを与える害虫で、後から気づいたときには手遅れになっているというケースも少なくありません。
本記事では、なぜ新築の段階でシロアリ対策が重要なのか、効果的な対策方法などを詳しく解説します。新築の家を長く安心して使うためにも、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むことで、あなたの大切な家をシロアリの被害から守るための知識と行動が身につきます。
なぜシロアリ対策は新築の段階で必要なのか?

新築時にしかできない対策が多く、後からではコストも高くなりがちです。シロアリから家を守るためには、早い段階での備えが何より大切です。
建築後では対策が難しく費用がかかるから
シロアリ対策は、新築工事中のタイミングで行うと効率的で、コストも抑えられます。しかし、建築が終わった後に対策をする場合は、床を一部はがしたり、構造を調査したりと、大掛かりな作業が必要になることもあります。
結果的に数十万円の追加費用がかかるケースも珍しくありません。そのため、最初からしっかりと対策を施しておくことがコスト面でも安心につながります。
また、建築中は木材がむき出しになっているため、防蟻処理がしやすく、施工精度も高くなります。
後からの施工よりも、効果的で効率的な方法が取れるのも新築時のメリットです。
シロアリ被害は気づきにくく進行が早いから
シロアリは地中から侵入し、柱や土台などの木材を内側から食べてしまいます。そのため、外から見ただけでは被害に気づきにくく、気がついた時には構造に大きなダメージを受けていることもあります。
特に湿気が多い地域や日当たりが悪い場所に建つ住宅はシロアリが好む環境になりやすく、被害のリスクが高まります。
定期的な点検も大切ですが、そもそも侵入させないための対策が最も重要です。
新築時に対策を施しておけば、進行を未然に防ぐことができます。
家の資産価値を守るためにも必要だから
シロアリに侵食された住宅は、構造の安全性が低下し、資産価値も大きく下がります。
中古住宅市場では、シロアリの履歴がある物件は敬遠されやすく、売却時の価格にも影響します。また、万が一被害を受けた場合、修繕に多額の費用がかかるだけでなく、住める状態に戻すまでに時間もかかることがあります。
将来の資産形成や家族の安全のためにも、最初からシロアリ対策を怠らないことが重要です。
保証制度を活用できるのは新築時が多いから
多くの住宅メーカーでは、新築時にシロアリ対策を実施することで、5年〜10年の防蟻保証が付帯されることがあります。
この保証は、新築工事とセットで施工することが条件となっているケースが多く、後からの施工では保証がつかないこともあります。
保証があれば、万が一シロアリの被害があった場合にも、無料または少額で修繕対応してもらえる場合があります。
安心して長く住み続けるためにも、新築時の保証制度の活用はとても有効です。
新築時にできるシロアリ対策の基本とは?
新築のタイミングで行うべき基本的なシロアリ対策には、いくつかの方法があります。それぞれの対策を理解し、住宅に合った方法を選ぶことが大切です。
土壌処理でシロアリの侵入を防ぐ
土壌処理とは、建物の基礎部分の土に防蟻薬剤を散布することで、シロアリが地中から建物に侵入するのを防ぐ方法です。
最も基本的な防除法であり、建築工事前または基礎工事時に行うのが一般的です。
一度処理しておけば、5年〜10年程度は効果が持続するとされており、施工も比較的簡単です。
土壌処理を行うことで、建物全体の防蟻効果を高めることができます。
基礎パッキン工法で換気を確保する
基礎パッキン工法とは、基礎と土台の間に通気パッキンを挟むことで、床下にしっかりと換気を確保する工法です。
シロアリは湿気の多い場所を好むため、床下の通気性を良くして乾燥状態を保つことが予防につながります。
この工法により、カビや結露の発生も抑えることができ、住宅の耐久性向上にも貢献します。
また、従来の換気口方式に比べて見た目もスッキリし、断熱性も高まるというメリットがあります。
防蟻剤を使用した木材の処理を行う
建物に使われる木材に防蟻剤を塗布、または加圧注入処理することで、シロアリの侵入を防ぎます。
特に、地面に近い部分や水回りの木材は重点的に処理することが大切です。
防蟻処理された木材は、通常よりも長期間シロアリの被害を受けにくく、家の寿命を延ばす効果もあります。
施工業者によって使用する薬剤や処理方法が異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
通気性の良い床下設計にする
設計段階で床下の通気性を意識することも、シロアリ対策の一つです。
床下の空気がスムーズに流れるように設計することで、湿気がこもりにくくなり、シロアリの繁殖を抑えることができます。
通気口の位置や数、床下の高さなどに配慮することが重要です。
また、後々の点検やメンテナンスがしやすいように、床下に人が入れるスペースを確保しておくこともおすすめです。
新築の構造別に見る効果的なシロアリ対策

住宅の構造によって、効果的なシロアリ対策は異なります。構造の特性を理解し、それに応じた対策を講じることが重要です。
木造住宅は土台と柱の処理が重要
木造住宅は、構造のほとんどが木材でできているため、シロアリの被害を最も受けやすいとされています。
特に地面に近い土台や柱がシロアリの侵入経路になることが多く、これらの部分にしっかりと防蟻処理を施すことが重要です。
また、木材の種類によっても被害の受けやすさが異なるため、防蟻性の高い木材を選ぶのも一つの対策です。
構造全体にわたって防蟻処理を行い、床下の換気にも配慮することで、長期的な安心が得られます。
鉄骨住宅でも床下の通気や断熱材の選定が大切
鉄骨住宅は構造材がシロアリに食べられにくいため、安心と思われがちですが、床や壁に使用されている木材はシロアリの被害を受ける可能性があります。
特に床下の断熱材が湿気を溜め込みやすく、シロアリの温床になることもあります。
床下の通気性を確保し、断熱材には通気性のある素材や、防蟻加工されたものを使用するのが理想です。
鉄骨構造でも、木材部分の処理を忘れずに行いましょう。
RC造住宅でも玄関・浴室まわりは要注意
鉄筋コンクリート(RC)住宅は、シロアリに強いと思われがちですが、完全に安心できるというわけではありません。
玄関や浴室まわりなど、木材を使用している部分から侵入されるリスクがあります。
RC構造でも、特定の部位には木材が使用されることが多く、そこがシロアリの侵入ポイントになります。
新築時にこれらの部分に対して防蟻処理をしておくことで、安全性を高めることができます。
シロアリ対策に強い新築住宅メーカーの選び方
家を建てる際には、どの住宅メーカーに依頼するかが非常に重要です。シロアリ対策に力を入れているかどうかも、メーカー選びの大きなポイントです。
シロアリ保証がついているか確認する
シロアリ保証があるかどうかは、住宅メーカーを選ぶ際の大きな判断材料になります。
5年〜10年の防蟻保証が標準でついている会社を選ぶと、万が一の際にも安心です。
保証内容や適用条件についても、契約前にしっかりと確認しておくことが大切です。
保証があることで、長期的な住宅の維持管理がしやすくなります。
防蟻処理の実績が豊富な会社を選ぶ
施工実績の多い会社は、防蟻処理のノウハウや現場対応力に優れています。
これまでにどのような建物で防蟻処理を行ってきたかを確認し、自分の建てたい家と合致しているかを見ることが重要です。
実績の多い会社ほど、さまざまな状況に対応できる柔軟性もあります。
不安な場合は、直接相談して施工内容を具体的に教えてもらうとよいでしょう。
第三者機関の認定を受けているか調べる
国や業界団体からの認定を受けている住宅メーカーは、品質や施工管理の基準を満たしている証拠です。
Jotoキソパッキン工法や、公益社団法人 日本しろあり対策協会の認定などが代表的です。
こうした認定を受けているメーカーであれば、防蟻処理の内容や施工精度も一定以上の信頼性があると言えるでしょう。
事前にホームページやパンフレットで確認してみてください。
「シロアリ保証10年」など長期保証の有無を見る
長期保証は、住宅のメンテナンス費用を抑えるためにも大きなメリットがあります。
特に「10年間のシロアリ保証」がついているメーカーは、自社の防蟻施工に自信を持っていると考えられます。
保証期間だけでなく、保証の範囲や条件もあわせてチェックすることで、より安心できます。
無料点検サービスがついている場合もあり、長く住み続けるうえでの安心感が違います。
後悔しないための新築でのシロアリ対策チェックポイント

新築時のシロアリ対策では、いくつかの重要なチェック項目があります。以下のポイントを押さえておけば、安心できる住まいづくりができます。
建築前に土壌処理がされているか
防蟻対策は建築の前から始まっています。基礎工事の前に土壌に薬剤を散布する「土壌処理」が実施されているかを必ず確認しましょう。
この処理が行われていないと、完成後に再施工するのは難しくなります。
現場写真などを残しておくと、後から確認する際にも役立ちます。
住宅会社に「土壌処理の記録はありますか?」と尋ねるのもおすすめです。
木材に防蟻処理がされているか
柱や土台など、建物に使用されている木材が防蟻処理されているかを確認することも大切です。
防蟻剤が塗布または注入された木材は、通常よりもシロアリに強くなります。
使用される薬剤の種類や安全性も、住宅会社に確認しておくと安心です。
現場見学会などで実際の施工状態を確認できる場合は、積極的に参加してみましょう。
換気口や床下の通気が確保されているか
床下の通気性は、シロアリの繁殖を防ぐ大きなポイントです。
基礎パッキンや通気口の位置、床下の高さなどが適切に設計されているかを確認しましょう。
湿気がこもりやすい構造だと、シロアリにとって快適な環境になってしまいます。
構造図面や説明資料で床下の設計について説明を受けることをおすすめします。
建築後も点検ができる構造になっているか
新築後の定期点検がしやすい構造になっていることも重要です。
床下点検口やメンテナンススペースが設けられていれば、定期的なチェックが簡単に行えます。
点検しづらい構造だと、シロアリの侵入に気づきにくくなってしまいます。
住宅の設計段階で「点検しやすさ」も考慮してもらうと、長期的な維持が楽になります。
まとめ|シロアリ対策を新築でしっかり行い後悔しない家づくりを
シロアリは静かに、そして確実に住宅を蝕む恐ろしい害虫です。
その被害を防ぐには、新築のタイミングでの予防が最も効果的です。
土壌処理や木材の防蟻処理、通気性の良い設計など、さまざまな方法がありますが、どれも欠かせない対策です。
また、費用や保証、住宅メーカーの選び方も、後悔しないための大切なポイントです。
大切な家を長く、安全に使っていくために、シロアリ対策は「あとで」ではなく「最初に」行いましょう。
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今回の記事では、新築のシロアリ対策について解説いたしました。
この記事を読んで、シロアリ被害を受けた家の修理を依頼することを検討しているけれども、どの業者に依頼すれば、理想の形に仕上げてくれるのか分からないという方が多いのではないでしょうか。
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