床の修理(知っておきたい!)

シロアリと羽アリの違いを徹底解説!見分け方から駆除・対策までわかりやすく紹介

家の周りや室内で羽アリを見かけると、「シロアリかも?」と不安になる人も多いのではないでしょうか。実は、シロアリと羽アリは見た目が似ているため、見分けが難しいことがあります。

しかし、よく観察すると、触角や羽の形、出現する時期や習性に違いがあり、正しく見分けることで適切な対策がとれるようになります。

この記事では、シロアリと羽アリの見た目や習性の違い、見分けるポイント、被害の大きさ、駆除方法や予防策までを詳しく解説します。大切な家を守るために、ぜひ参考にしてください。

シロアリと羽アリはどう違う?見た目や習性の違いをわかりやすく解説

シロアリと羽アリは見た目が似ているため混同されがちですが、実は体のつくりや動き方に明確な違いがあります。それぞれの特徴を知ることで、正確に見分けられるようになります。

触角の形に違いがある

シロアリと羽アリの触角は形が異なります。シロアリの触角は数珠状で、丸い粒が連なったような見た目です。

一方、羽アリ(クロアリなど)はくの字型に折れたような形をしており、明らかに折れ曲がっています。

この触角の形の違いは見分ける際の重要なポイントになります。

虫眼鏡やスマホの拡大機能を使って確認するとよいでしょう。

羽の長さと形が異なる

シロアリの羽は前羽と後羽がほぼ同じ長さで、4枚とも同じサイズになっています。

羽アリ(クロアリなど)の羽は前羽が長く、後羽はそれより小さいのが一般的です。

羽のサイズが同じか違うかを見れば、シロアリか羽アリかを判断しやすくなります

また、シロアリの羽は薄く透明でやや白っぽいのも特徴です。

胴体のくびれ具合が違う

シロアリの体は全体的に寸胴で、くびれがありません。頭・胴・腹がほぼ一直線に並んでいます。

これに対して羽アリ(クロアリ)は、胸と腹の間が細くなっており、くびれがはっきりと見えるのが特徴です。

人間でいうと「ウエスト」があるかないかのようなイメージです。

くびれの有無は外見を見ただけで判断しやすい部分です。

光への集まり方が異なる

羽アリは光に集まる習性(走光性)があります。そのため、夜に明かりの周りや窓に集まることが多いです。

一方、シロアリは基本的に暗くて湿った場所を好むため、あまり光には寄ってきません。

夜間に室内の照明に集まってくる虫は、羽アリである可能性が高いといえます。

ただし、羽アリの中にもシロアリの仲間がいるため注意が必要です。

建物への侵入目的が違う

羽アリ(クロアリなど)は建物の中にエサを探しに入ってくることがありますが、基本的には屋外で生活しています。

シロアリは建物そのものをエサとするため、建材の中に巣を作り、長期間にわたって家を破壊することがあります

つまり、侵入の目的が根本的に異なるため、対応も大きく変わってきます。

シロアリの存在は建物にとって非常に深刻なリスクです。

見分け方に注意!シロアリか羽アリかを見極めるポイント

見た目だけで判断するのが難しい場合は、出現した場所や時間帯、羽の落ち方などにも注目しましょう。

発見場所に注目する

シロアリは床下や柱、基礎など建材に近い場所で見つかることが多いです。

もし羽アリを家の中で見かけた場合でも、床の隙間や壁の割れ目付近に集中していたらシロアリの可能性が高いでしょう。

一方、クロアリは屋外から侵入することが多く、窓や換気口の近くでよく見かけます。

出現場所は種別の見極めに大きく役立ちます。

飛んでいる時間帯に差がある

羽アリ(クロアリ)は主に夕方から夜にかけて活動します。特に光に集まるので夜に室内でよく見かけます。

一方、ヤマトシロアリは昼間に飛ぶことが多く、午前中〜午後にかけて現れることが特徴です。

飛来する時間帯を記録しておくと、判別の材料になります。

可能であれば、スマホで動画や写真を撮っておくと後から確認できます。

羽が落ちているかどうかを確認する

シロアリの羽は飛び終わった後、すぐに取れて床に大量に落ちることがあります。

もし室内の床や窓際に同じサイズの羽がたくさん落ちていたら、シロアリの可能性が高いです。

クロアリは羽が抜けにくく、落ちている数も少ない傾向があります。

羽の有無をチェックすることも有効な判断材料です。

羽アリの種類(クロアリ・ヤマトシロアリ)を知っておく

羽アリとひとことで言っても、クロアリとシロアリの羽アリが存在します。

ヤマトシロアリなどのシロアリの羽アリは木材を食べる性質があり、見逃すと危険です。

クロアリの羽アリはあまり建物に害を及ぼしませんが、繁殖のため一時的に家に侵入することもあります。

羽アリの種類を見極める知識を持つことで、より正確な対処が可能になります。

シロアリと羽アリ、それぞれの出現時期や活動する季節の違いとは

シロアリと羽アリは活動する季節や時間帯にも違いがあります。出現時期を知っておくことで、予防や早期発見に役立ちます。

シロアリは春から初夏に出やすい

シロアリの羽アリは4月〜6月ごろ、気温が20度前後に上がる時期に群飛します。

特に梅雨入り前の湿度が高まる時期に活発化しやすいです。

この時期に羽の落ちている場所があれば、シロアリの存在を疑ってみましょう。

春先は床下点検や予防対策のチャンスでもあります。

クロアリは夏に多く見られる

クロアリの羽アリは6月〜8月ごろに見られることが多く、気温が上がってくる時期に活動が活発になります。

夜になると街灯や家の明かりに集まるのも特徴です。

梅雨明け以降の羽アリはクロアリの可能性が高いといえます。

ただし例外もあるため、他の見分けポイントと併せて判断しましょう。

地域によって活動時期が異なる

日本列島は南北に長いため、地域によって出現時期に差があります。

九州や沖縄など温暖な地域では、羽アリが早い時期に出現する傾向があります。

一方、東北や北海道など寒冷地では、活動のピークが7月〜8月にずれることがあります。

地域の気候に合わせて対策時期を調整することが大切です。

天気や湿度にも影響を受ける

羽アリの活動は気温や湿度にも大きく左右されます。

特に雨上がりや蒸し暑い日には、羽アリが一斉に飛び立つ「群飛」が見られることがあります。

前日に雨が降った後の晴れた日などは要注意です。

羽アリを見かけた場合は、周辺の環境もあわせて記録しておくと良いでしょう。

被害の大きさに差がある?シロアリと羽アリがもたらす被害を比較

シロアリと羽アリは建物に対する影響に大きな差があります。どちらが深刻な被害をもたらすのかを理解しておきましょう。

シロアリは木材を食べて家を傷める

シロアリは木材をエサにして生活しているため、家の柱や床などの構造材を食べてしまいます

そのまま放置すると建物の強度が落ち、最悪の場合は倒壊する危険性もあります。

シロアリの被害は内部で進行するため、外から見ても気づきにくいのが厄介です。

早期発見が被害を防ぐカギになります。

羽アリ(クロアリ)は基本的に建物に大きな被害を与えない

クロアリの羽アリは、繁殖のために一時的に建物内に入ることがありますが、基本的には木材を食べることはありません

そのため、シロアリのように家の構造にダメージを与える心配は少ないです。

ただし、餌を探して頻繁に出入りする場合は、衛生的な問題が出てくる可能性はあります。

気になる場合は市販の駆除剤で対処しましょう。

被害スピードがシロアリの方が速い

シロアリは群れで木材を食べ進めるため、被害の進行スピードが非常に速いです。

1年で数十万円単位の修繕費がかかることもあるため、早急な対応が求められます。

特に築年数が古い家では被害が進行しやすくなります。

定期的な点検と早めの対処が重要です。

発見が遅れると修繕費が高くなる

シロアリは見えない場所で長期間にわたり活動するため、気づいたときには広範囲に被害が及んでいることがあります。

その結果、修繕工事や駆除にかかる費用が高額になることもあります。

被害を小さく抑えるには、予防と早期発見が欠かせません。

羽アリを見つけたら、そのまま放置せずに専門業者に相談するのが賢明です。

シロアリと羽アリの違いを表で比較

以下に、シロアリと羽アリ(クロアリ)の主な違いを表でまとめました。

項目 シロアリ 羽アリ(クロアリ)
触角 数珠状 くの字型
羽の形 4枚とも同じ長さ 前羽が長く後羽が短い
胴体 くびれがない くびれがある
光への反応 光に集まりにくい 光に集まりやすい
被害 木材を食べる 被害は少ない

シロアリと羽アリで違う駆除方法と予防対策の考え方

シロアリと羽アリでは、駆除や予防の方法にも大きな違いがあります。それぞれの習性に合った対策を取ることが重要です。

シロアリ駆除には専門業者の対応が必要

シロアリは建物の内部に巣を作ってしまうため、素人の手では完全な駆除が困難です。

専門の知識や機材を持った業者に依頼することで、巣の場所を特定し、薬剤を適切に散布して駆除することができます。

また、建物の構造に合わせて床下の点検や被害の範囲の調査も行ってもらえるため安心です。

信頼できるシロアリ業者を選ぶことが、被害を最小限に抑える鍵となります。

羽アリ(クロアリ)の駆除は市販の薬剤でも可能

羽アリ(クロアリ)は屋外から一時的に侵入していることが多いため、市販のアリ用駆除剤でも対応できます。

巣ごと駆除できるタイプの薬剤(ベイト剤など)を使用するのが効果的です。

アリの侵入経路を特定して、そこにスプレーをかけるなどの対策も有効です。

ただし、羽アリが大量発生している場合や、どこから来ているかわからない場合は、専門業者に相談するのも一つの手です。

家の基礎や床下の定期点検が効果的

シロアリの被害を未然に防ぐためには、床下の定期点検を年に1回以上行うことが望ましいです。

特に築年数が経過した家や、湿気がこもりやすい構造の住宅では注意が必要です。

ホームインスペクションやシロアリ点検サービスを活用することで、被害の早期発見につながります。

目に見えない部分こそ、専門の点検が重要となります。

換気や除湿でシロアリを防ぎやすくなる

シロアリは湿気を好むため、家の換気や除湿を意識することで予防効果が高まります

床下換気扇の設置や除湿剤の使用など、湿度対策を行いましょう。

また、庭の水はけを良くしたり、植木や薪を建物から離して置くことも効果的です。

ちょっとした工夫でシロアリの発生リスクを下げることができます。

「シロアリと羽アリの違い」に関するよくある質問

ここでは、読者からよく寄せられるシロアリと羽アリの違いに関する疑問をまとめました。

見た目だけで素人が判別できる?

見た目でもある程度は判断可能ですが、完全に見分けるのは難しい場合もあります。

触角・羽の形・胴体のくびれ・出現時期などを総合的に確認する必要があります

スマホで写真を撮って、後から業者や専門家に見せて相談するのも良い方法です。

不安がある場合は、無理に判断せずプロに任せるのが安心です。

羽アリを見たら必ず駆除すべき?

すぐに駆除が必要とは限りませんが、シロアリの可能性がある場合は早めの対処が望ましいです。

羽アリが大量に発生した場合や、羽が大量に落ちている場合は特に注意が必要です。

クロアリの羽アリであっても、室内への侵入が続く場合は対策を考えたほうがよいでしょう。

状況に応じて判断しましょう。

羽が落ちていたらシロアリ確定?

羽が落ちているからといって必ずしもシロアリとは限りません。

ただし、同じサイズの羽が大量に落ちている場合は、シロアリの可能性が高くなります

羽の色や長さ、落ちていた場所も合わせて確認しましょう。

羽だけでなく、本体の姿も見ておくと正確な判断がしやすくなります。

自分で駆除するのは危険?

クロアリの場合は市販の薬剤である程度の効果が見込めます。

しかし、シロアリの駆除は完全にやり切るのが非常に難しいため、自力では限界があります。

中途半端な駆除では被害が継続し、逆に悪化するリスクもあるので注意が必要です。

被害が疑われる場合は、迷わず専門業者に相談しましょう。

まとめ:シロアリと羽アリの違いを知って正しく対策しよう

シロアリと羽アリは見た目が似ていて混同しがちですが、触角の形、羽の長さ、胴体のくびれ、光への反応などに明確な違いがあります。

また、シロアリは木材を食べて建物に深刻な被害をもたらすのに対し、クロアリの羽アリは被害が少なく、対処方法も異なります。

羽アリを見つけた際には焦らず、落ち着いて特徴を観察し、シロアリかどうかを判断しましょう。

早期の発見と適切な対応が、家を守るための最善の方法です。必要に応じて、専門業者の診断や点検も積極的に活用していきましょう。

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今回の記事では、シロアリと羽アリの違いを解説いたしました。

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