床下のカビの危険性とは?原因や除去方法・予防方法を徹底解説!
床下に潜む見えない危険、それがカビです。床下のカビは放置すると危険なため、しっかりと理解し対処することが大切です。
カビは見た目だけでなく、健康にも大きな影響を与えます。カビのアレルギー、肺炎、心臓病のリスクが高まるだけでなく、家の構造にも悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。
この記事では、床下のカビの原因、除去方法、そして何より重要な予防方法を徹底的に解説します。カビをただ恐れるのではなく、しっかりと対策を講じて快適な生活を取り戻すための知識が盛り沢山です。
ぜひ最後までお読みください。
床下のカビを放置する危険性
床下のカビを放置すると、下記のような危険性があります。
木材が腐食する
床下のカビが放置されると、その結果として木材が腐食し、住宅の寿命を縮める恐れがあります。
カビは湿気を好むだけでなく、木材のセルロースを栄養源として生息します。徐々に木材の力強さが奪われ、構造的な弱点が生じます。特に床下は目視できない部分なので、木材が腐っていることに気付かないまま進行することもあるでしょう。
これを防ぐためには、定期的な検査と適切な防湿対策が必要です。
部屋がカビ臭くなる
カビは特有の臭いを放つため、床下にカビが繁殖するとその臭いが居住スペースに浸透します。
このカビ臭さは、家族や来客にとって不快感を引き起こすだけでなく、不衛生な印象を与えます。また、カビの臭いは室内の衛生状態を示すシグナルであり、このような状況は早急な対処を必要とします。
健康被害の恐れがある
床下のカビは、アレルギー反応や呼吸器系の症状など、人体にさまざまな健康被害を及ぼす可能性があります。
カビが放出する胞子や化学物質は空気中を浮遊し、これを人間が吸い込むことで健康問題が引き起こされます。特に喘息やアレルギーがある人、高齢者、小さな子供たちがリスクを抱えます。
シロアリが発生する
シロアリは湿った木材を好むため、床下のカビが放置されて湿度が高まると、シロアリの発生につながります。
シロアリは木材を食べることで建物の構造に重大なダメージを与えることが可能で、その結果、建物全体の安全性が脅かされる可能性があります。定期的な防湿対策と共に、シロアリ対策も重要な要素となります。
床下にカビが生える原因
床下にカビが生える主な原因は、下記の4つです。
- 適度な温度
- 湿度
- 栄養分
- 酵素
カビが生えるにはまず、適度な温度が必要です。
カビは一般的に20℃から30℃の温度で最もよく成長します。我々の住宅の床下空間は、季節に関わらずこの温度範囲に入ることが多く、カビが発生しやすい環境となっています。
次に、湿度です。カビは高湿度を好みます。特に、相対湿度70%以上の環境で、カビの発生と繁殖が活発になります。床下空間は、雨水の浸入や結露などにより、しばしば高湿度となります。
さらに、カビは木材のセルロースなどを栄養源として利用します。床下の木材は、カビにとって豊富な食事となります。
最後に、カビの成長には酵素が必要です。これは、カビが栄養分を吸収する手助けをします。
これらの条件が重なると、床下はカビにとって最適な生育の場となり、放置すれば健康被害や住宅へのダメージを引き起こす可能性があります。
床下にカビが生えやすい家の8つの特徴
以下の特徴に当てはまる家は、床下にカビが生えやすいので要注意です。
家の敷地が周りの土地より低い
敷地が低い家は、周りの土地からの雨水や地下水が集まりやすくなります。それらの水分が床下に溜まると、湿度が高まりカビが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
特に、雨が多い季節や台風の後などは要注意です。
敷地よりも床下の土壌面が低い
床下の土壌面が敷地よりも低いと、床下に水分が集まりやすくなります。その水分が蒸発することで床下の湿度が上がり、カビが生えやすくなります。
雨水の排水対策をしっかりと行うことが重要です。
床下が狭い
床下空間が狭いと、換気が不十分となりやすく、湿度が上がりがちです。湿度が上がるとカビが発生しやすくなるため、換気を確保する工夫が必要です。
基礎の換気口が塞がっている
換気口が塞がっていると、床下空間の空気の流れが悪くなります。これにより、湿度が高まりカビの発生を助ける環境が整ってしまいます。定期的な換気口の清掃と確認が必要です。
家の周りに住宅が密集している
家が密集している地域では、通風が悪くなりがちです。結果として、家の中や床下の湿度が上がり、カビが生えやすくなります。
家を建てる前の土壌が田んぼや沼地だった
家を建てる前の土地が水はけの悪い地域であれば、家の床下も湿度が高くなる傾向があります。高湿度環境はカビの繁殖にとって最適なため、注意が必要です。
台風や洪水で雨水が流入している
台風や洪水の後、床下に雨水が流れ込んでいると、その水分が蒸発することで床下の湿度が上がります。そのためカビが発生しやすくなります。
排水管から水漏れしている
排水管から水漏れしているということは、床下に常に水分を供給しているということになります。これにより、床下は高湿度状態となり、カビの繁殖を促進してしまいます。
定期的な点検とメンテナンスが重要となります。
床下のカビは自分で除去できる?
床下のカビ除去は、専門家に依頼すべきです。カビの成因はさまざまで、それぞれに対応した専門的な知識と技術が必要となるためです。
カビの除去作業は、見た目以上に難易度が高いです。まず、カビの胞子を吸引すると人体に悪影響を及ぼす可能性があります。作業中の安全確保は至上の課題となります。また、見えない部分にもカビが広範囲に生えている場合があります。これを見落とすと、除去作業は半ば手付かずとなってしまいます。
カビの除去はプロの技術によって初めて完全になるものです。専門家と自身が施工を行った場合では、その精度は天と地ほどの差があります。効果的なカビ除去を行うためには、プロの手に委ねるのが最善の選択といえるでしょう。
無理に自己処理を試みるのではなく、安心と健康を守るためにも、業者に任せることをお勧めします。
床下のカビを除去する方法と費用
床下のカビを除去する方法とその費用について、それぞれ解説していきます。
カビ除去の方法
床下のカビをしっかりと除去するために、まずは専門の薬剤を使用します。
これによりカビの除菌とカビ色素の除去が可能になります。特定の薬剤がカビを直接攻撃し、その存在を一掃するのです。その後、湿度がカビの生育を助けるため、除去した箇所はきちんと乾燥させます。乾燥したら、再発を防ぐために防カビ剤を塗布します。
これが一般的なカビ除去のプロセスです。
カビ除去にかかる費用
カビ除去の費用については、一般的に1平方メートル当たり2,500円から5,000円が相場となっています。
しかし、これはあくまで一例であり、業者によっては施工前の点検費や出張費が別途発生することもあります。したがって、具体的な費用を把握するためには、事前に各業者から見積もりを取り、確認することが重要です。
床下のカビを予防する方法
床下のカビを予防する方法を4つご紹介します。
換気口の風通しを良くする
カビは湿度が高い場所を好むため、床下の湿度を下げることが予防に繋がります。そのための一つの方法が、換気口の風通しを良くすることです。
換気口が塞がっていると、床下の湿度が高くなり、結果としてカビが発生しやすくなります。定期的に換気口をチェックし、風通しが妨げられていないか確認しましょう。
床下調湿材を撒く
床下調湿材を撒くこともカビの予防策となります。
床下調湿材は、床下の湿度を吸収し、乾燥させる効果があります。特に梅雨時など湿度が高い時期には、この方法が有効です。定期的に調湿材を取り替えることで、カビの発生を防げます。
床下換気扇を設置する
床下換気扇の設置もカビの予防に役立ちます。
換気扇は、床下の湿度を管理するために効果的です。換気扇が作動することで、湿度が高い空気を排出し、乾燥した空気を取り入れます。これにより、床下の湿度を適切に保つことができます。
防水シートを敷く
防水シートを床下に敷くことで、雨水などからの湿度上昇を防ぐことができます。
防水シートは、地面からの湿気を防ぎ、床下の湿度をコントロールする役割があります。雨季や台風の季節など、特に水分が多い時期には、この防水シートがカビ発生のリスクを低減します。
まとめ
今回の記事では、床下のカビを放置した場合の危険性と、その対策について解説してきました。床下のカビを放置すると人体や家屋にも悪影響があるため、適切に対処する必要があります。
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