床の修理(知っておきたい!)

床下浸水の4つの原因とは?調査方法・対策方法を徹底解説!

あなたの大切な住まいが突如、床下浸水に見舞われたとしたら?想像するだけで心がざわつくかもしれません。

しかし、そんなときこそ冷静になることが求められます。そこで大切なのが、まずは床下浸水の原因を正確に把握すること。原因がはっきりすれば、対策も見えてきます。


本記事では、床下浸水の原因を突き止めるための調査方法、そして対策方法までを丁寧に解説します。無駄なコストをかけずに問題を解決するためには、まずは正しい知識が必要です。

 

あなたの大切な住まいを守るために、この記事を読んで床下浸水の原因についての理解を深めてみてください。そして、それを元に適切な対策を行いましょう。

床下浸水の4つの原因とは

床下浸水の原因は、主に下記の4つです。

給排水管の水漏れ

床下浸水の一つ目の原因は、給排水管の水漏れです。

住宅内にある配管からの微量な水漏れが、床下にまで及んでしまうケースがあります。日々の生活中では気付きにくいものの、積もり積もって床下浸水に繋がることもあります。定期的な配管のメンテナンスや検査が重要となります。

結露

結露による水分の蓄積も、床下浸水の原因となります。

床下は湿度が高い場所で、気温の変動により結露が発生しやすい環境です。この結露が続けば、床下浸水の原因となり得ます。床下の通気性を確保し、湿度調整に努めることが必要です。

基礎・外壁からの雨水の侵入

雨天時、特に大雨の際には基礎や外壁から雨水が侵入する可能性があります。住宅の構造や周囲の地形により雨水が集中的に流れ込むことで、床下が浸水してしまうこともあります。

外壁や基礎の補強、排水設備の整備が欠かせません。

床下の土壌が敷地より低い

床下の土壌が敷地より低い場合も、床下浸水が発生する可能性があります。

敷地の高低差により、特に雨天時に水が床下に流れ込んでしまうことが多いです。庭などが家の基礎より高い位置にあるときも、水が逆に侵入してくるリスクがあります。高低差を考慮した設計や改善が重要となるでしょう。

 

床下浸水の原因を調べる方法

床下浸水の原因を調べる際は、以下の手順で確認してみてください。

 ①蛇口を閉めて水道メーターを確認する

床下浸水の原因を調査する最初のステップは、全ての蛇口を閉め、水道メーターを確認することです。

もし全ての蛇口が閉まっているにもかかわらず、メーターが動いていたら、それは給水管からの水漏れの可能性が高いです。そういった場合は専門家に相談し、漏水箇所の特定と修理を依頼しましょう。

 ②止水栓を1つずつ止める

次に、止水栓を1つずつ止め、メーターの反応を確認しましょう。

特定の止水栓を閉めた後でメーターの動きが止まれば、その配管が問題の原因である可能性が高いです。これにより、水漏れ箇所を特定しやすくなります。

 ③給水管以外の水漏れを疑う

上記の①②で原因がわからなかった場合は、給水管以外に原因がある可能性が高いです。

排水管の水漏れ

給水管の漏水がない場合、床下浸水の原因となっている可能性が高いのが排水管の漏水です。

水を使用すると特定の場所で水が滴り落ちる、異臭がする等の症状があれば、排水管の水漏れが疑われます。専門家に依頼し、排水管のチェックを行うことが必要です。

雨水の侵入・結露

雨水の侵入や床下の結露も床下浸水の原因となり得ます。

特に雨天時や湿度が高い時期に水分が増える場合は、こうした原因が疑われます。床下の通気口を確認したり、床下の湿度を測定することで、これらの要因を特定することができます。

【原因別】床下浸水の対処法

床下浸水の対処法を、原因別に解説していきます。

給排水管の水漏れの場合

まずは給水管の水漏れが原因の場合の対処法です。

 水道の元栓を閉める

給排水管からの漏水が床下浸水の原因であると判明した場合、すぐさま水道の元栓を閉めましょう。

これにより、さらなる水漏れを防ぎ、状況の悪化を食い止めることができます。ここでの対応がダメージの大小を決定付ける重要な一手となります。

 水道業者に連絡する

水漏れを止めたら、次に行うべきは専門的な修理です。水道業者に連絡し、給排水管の修理または交換を依頼しましょう。

コストについては約2万円からが一般的ですが、具体的な金額は状況により異なります。

雨水の侵入・結露の場合

続いて、雨水の侵入や結露が原因の場合の対処法です。

排水する

雨水の侵入や結露が浸水の原因の場合、まずは床下の水分を排水することが重要です。

ポンプやバケツなどを用いて丁寧に水分を取り除きましょう。ここでも早期の対応が被害を抑える鍵となります。

 乾燥させる

水分を排水した後は床下を乾燥させることが必要です。

湿度が高いとカビやダニが発生しやすくなります。乾燥機を使用するか、通気口を開けて自然に風を通すことで乾燥を促進させましょう。

 消毒する

最後に、床下を消毒することを忘れないでください。

泥水や汚水には多くの細菌が含まれています。それらが感染症を引き起こす場合もあるため、消毒作業は必要不可欠です。ホームセンターでも入手できる消石灰(しょうせっかい)を使用して消毒するといいでしょう。

 家の基礎より庭の方が高くなっている場合

また、庭が家の基礎より高くなっていると、雨水が容易に侵入しやすくなります。この場合、浸透桝を作成し、雨水が適切に逃げる道を設けることが重要です。

これにより、雨水が床下に侵入するのを防ぐことができます。費用は状況によりますが、おおよそ5万円からとなります。

 

床下浸水の3つの対策方法

床下浸水の対策方法を3つご紹介します。

防水テープを貼る

床下浸水対策の一つとして、防水テープを貼る方法があります。

これは、特に亀裂や隙間からの水漏れに有効な対策です。防水テープは、その名の通り水分を防ぎ、給排水管や壁と床の接合部などの微細な隙間からの水漏れを防ぎます。しかし、大規模な浸水には対応できないため、これが絶対的な解決策ではないことを覚えておきましょう。

土嚢・水嚢を設置する

土嚢・水嚢を設置する対策もあります。

これは、特に雨水の侵入を防ぐための手段で、大雨や台風などの予報が出ている時に有効です。水嚢は使い方が簡単で、必要に応じて水を注入して使用します。土嚢と比べて重さを調節しやすいのが特徴で、保管も容易です。

止水板を設置する

また、止水板を設置する方法も床下浸水対策として効果的です。

止水板はその名の通り、水の流れを止める板で、家の周囲や床下への水の侵入を防ぎます。これにより、雨水の侵入を防いだり、すでに浸水している場合でも、水位の上昇を防いだりすることが可能となります。

 

床下浸水を放置するリスク

床下浸水を放置すると、以下のようなリスクがあります。

家の耐震性が低下する

床下浸水を放置すると、家の耐震性が低下するリスクがあります。

これは、浸水により建物の基礎が長期的に湿潤状態になると、その基礎が腐りやすくなり、建物の強度が落ちるためです。また、地盤がゆるんで沈みやすくなるため、地震の際に家が傾いたり倒れたりする可能性が高まります。

地震大国の日本においては、このリスクは特に避けるべきものと言えるでしょう。

健康被害が発生する

さらに、健康被害が発生するリスクもあります。

床下が浸水状態になると、湿度が高くなりカビやダニが繁殖しやすくなります。これらは、アレルギー症状や呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があるため、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

シロアリ被害が起きる

シロアリ被害が起きるリスクも重大なものです。

床下が湿っていると、シロアリが発生しやすくなります。シロアリは木材を食べるため、家の柱や床材などに大きな被害をもたらす可能性があります。その結果、修繕費用がかさむだけでなく、重大な場合には建物の倒壊につながる恐れもあります。

漏電事故が起きる

最後に、漏電事故が起きるリスクについて触れましょう。

床下浸水が電気配線に影響を及ぼすと、ショートや火災の原因となる可能性があります。また、床下にある配線や機器が水に触れると、漏電して感電事故を引き起こす危険性もあります。

これらのリスクを回避するためにも、床下浸水は早急に対策を講じることが重要です。

床下浸水で火災保険は使える?

床下浸水で気になるのは「火災保険は使えるのか?」ということですよね。

それは火災保険の範囲や条件次第と言えます。一般的に火災保険は、台風や豪雨、融雪洪水などによる洪水や土砂崩れ、落石などにより、住宅や家財が被った損害をカバーします。しかし、床下浸水に関しては自己負担が主となることが多いです。

それでも、例えば地面から45cm以上の深さで断熱材などが濡れた場合など、特定の条件下では火災保険による補償が可能となります。このため、損害状況は整理する前に写真で記録しておくことをおすすめします。

保険の適用範囲や条件は契約内容によりますので、詳細は保険会社に問い合わせましょう。

補足:補助金・助成金が使える可能性もある

床下浸水の対策費用については、火災保険だけでなく、自治体の補助金・助成金を利用することも一つの選択肢です。

自治体によりますが、一部の自治体では床下浸水の対策費用の補助金を提供していることもあります。ただし、多くは半壊以上の損害を対象としているため、浸水があったからといって必ずしも補助金が得られるわけではありません。

自分の住んでいる自治体がどのような制度を設けているのか、自治体の窓口やウェブサイトをチェックしてみましょう。

 

まとめ

今回の記事では、床下浸水の原因と対策について解説してきました。床下浸水を放置すると様々なリスクがあるため、早急な対処と専門家への相談が必要不可欠です。

床下浸水に対処するなら、みんなのお家の修理屋さんに相談するのがおすすめです。

みんなのお家の修理屋さんは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県であらゆる床やお風呂の問題に対応し、迅速に対処してくれます。

また、コストを心配する方もいらっしゃるかと思いますが、みんなのお家の修理屋さんは財布に優しい価格設定をモットーにしています。どのサービスも適正価格で提供し、さらに品質を確保するために、工事には5年保証を付けております。万が一問題が発生した場合も、安心してご連絡いただけます。

床下浸水のトラブルに遭遇したら、何でもご相談ください。最短で即日対応することも可能です。

床下浸水に関することなら、ぜひみんなのお家の修理屋さんにお問い合わせください

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