キッチンの床リフォームにかかる費用相場は?4種類の床材と選び方のポイントを解説!
キッチンの床をリフォームしたいけれどどのくらい費用がかかるのか、どの床材を選べばいいのか、不安な方はいらっしゃいませんか?この記事ではキッチンの床リフォームの価格相場や、キッチンにふさわしい床材についてなど詳しく紹介していきます。
キッチンリフォームにおける4種類の床材
フローリング
一般的に多く使用されている床材で、キッチンだけでなく洋室などにも人気です。フローリングには複合フローリングと無垢フローリングの2種類があります。
複合フローリングは比較的リーズナブルでメンテナンスしやすいというメリットがありますが、無垢フローリングのような天然木の温もりはあまり感じられません。ただし、複合フローリングでも、天然木に近い材質を味わえる種類もあります。また、無垢フローリングは天然木の温もりを感じられることはもちろんのこと、調質機能や経年変化によって味わいに深みがでる等の特徴がありますが、比較的高価でメンテナンスが少し面倒だというデメリットがあります。
クッションフロア
クッションフロアは塩化ビニール製の床材です。水に強く、汚れもふき取るだけで取れやすいという特徴があります。抗菌や防カビ加工されているものもあります。また、クッション性にも優れているので長時間の立ち仕事でも足腰が疲れにくいです。ただし、熱に弱く上に置いた物の跡がつきやすいので注意が必要です。
タイル
耐久性があり、水や油などの汚れにも強いメンテナンスしやすい床材です。万が一食器や調理器具を落としても床に傷がつきにくいです。また、デザインも豊富にあります。ただし、冬場はタイルが冷たく感じます。ですので、スリッパを履くか、冷たく感じにくい「フロアタイル」を選ぶと良いでしょう。フロアタイルは本物に比べると安価でメンテナンスも楽ですが、目地に水が染み込む可能性があるので注意しましょう。
コルク
柔らかい素材なので長期間立つ場合も疲れにくい素材ですが、耐水性が低いのでキッチンに用いるには注意が必要です。どうしてもキッチンに用いたいのならば防水や防汚加工されたものを選びましょう。紫外線にも弱いので日当たりに注意する必要もあります。メリットとしては疲れにくく、また冬でも冷たくない等のことが挙げられます。
キッチンの床リフォームにかかる費用相場は?
床のリフォームでは、既存の床の上に「重ね張り」する方法と、既存の床を撤去して新しい床材を張る「張替え」の方法の2つがあります。費用面では「重ね張り」が安いですが、建物の老朽化が激しい場合など「張替え」を行うべきなときもあります。
フローリング
無垢フローリングか複合フローリングかによって異なりますが、4畳で5〜14万円、6畳で6〜18万円程度になります。基本的に複合フローリングの方が安いですが、張り替えたい床の種類によっても価格が上下しますのできちんと見積もりをとることをおすすめします。
クッションフロア
4畳で3〜8万円、6畳で4〜10万円程度です。こちらも様々な種類があるため、きちんと見積もりをとって検討しましょう。
タイル
タイルは4畳で10万円前後、6畳で11〜20万円程度で、他と比べると少し高めです。フロアタイルの場合は6畳で6万円前後などと、本物のタイルよりも安く施工することができます。
コルク
6畳で12〜13万円程度です。こちらも他と比べると少し高めですが、自然素材で快適に過ごすことができます。
キッチンリフォームにおける床材選びの3つのポイント
水回りに強い床材か
キッチンでは水や油が床に飛んでしまうことが多くあるでしょう。そのため、キッチンに用いるなら水や汚れに強い素材を選ぶことをおすすめします。もし床材が水分や汚れに弱いと、それらを吸収して染みや黄ばみになってしまい、最終的に腐食してしまうこともあります。
部屋全体をフローリングで統一していることもあるかと思いますが、もしキッチンにもフローリングを使いたいという場合は「耐水フロア」という水回りに強いフローリングがおすすめです。これは木材に撥水加工が施してあるので、万が一水が飛んでも安心です。また、リクシルのラシッサシリーズは、フローリングとクッションフロアのハイブリッドのような製品で、キッチンにおすすめです。
掃除はしやすいか
キッチンの床は油汚れもありますし、洗い物中の水撥ねも多くなります。それらにホコリが混じると、床はどんどん黒ずんでいってしまいます。また、その掃除に洗剤を使いたくなる時もあるでしょう。そのため、キッチンの床は薬剤に強く、かつ掃除がしやすい凸凹が少ない床を選ぶことがおすすめです。
冷たくなりにくいか
キッチンは食事を作るたびに立つことになりますから、利用頻度の高い場所になります。そのため、足に優しく冬でも冷たくなりにくい素材を選ぶことも大切です。また、クッション性の面も配慮して選ぶと良いでしょう。
キッチンの床をリフォームすべきタイミングはいつ?
フローリング
フローリングの耐用年数は15〜20年程度です。また、へこみやきしみ、傷が目立つ場合も張替えの時期の証拠です。特にキッチン周りは水が跳ねることも多く、フリーリングが傷みやすい場所です。そのため耐用年数ほど経っていなくても、劣化がひどい場合はリフォームして良いでしょぅ。
クッションフロア
クッションフロアの耐用年数は約10年です。リフォームの時期の目安は、ひどい汚れや剥がれ、割れ等の劣化が目立ってきた時期です。そのような状態になると、下地の部分が劣化してきている可能性もあります。
タイル
耐用年数は約10年です。硬いので耐久性には優れていますが、クッションフロア同様の耐用年数になります。またフロアタイルも同程度です。傷や亀裂が目立ってきたらリフォームしましょう。
コルク
コルクの耐用年数はとても長く50〜70年ほどもちます。しかし、これはコルクにとって適切な環境で使用した場合であって、一度傷がつくと補修がとても難しい床材です。キッチンはコルクに適した環境とは言えませんから、耐用年数が長いからと安易な理由でコルクの床にすることはおすすめできません。
キッチンの床リフォームを安く済ませるには?
床のリフォームをなるべく低予算で済ませたいとお考えの方も多いかと思います。しかし安く済ませたいからといって、DIYするのはおすすめできません。なぜなら、床のリフォームはとても難しく、DIYでは見栄えが悪くなってしまう可能性があるからです。また、リフォーム前にキッチンから水漏れしていないかもチェックする必要があります。なぜならキッチン自体から水漏れしている場合は、床を張り替えてもすぐ水が溜まるので修理の意味がないためです。
もしキッチンリフォームの費用を安く抑えたいなら、DIYではなく早めのリフォームで対策することをおすすめします。リフォームをプロに依頼すると、工事費用を左右するのは
下地が腐っているかどうかです。もし、腐っている場合は下地から張り替えが必要になるので、早めの依頼が費用を抑えるカギになります。それぞれの床材の耐用年数を参考にしながら、リフォーム目安の時期を検討したり、床に異変を感じたりしたら早めに相談するなどすると、結果的に費用を抑えることができるでしょう。
まとめ
以上キッチンの床リフォームについて詳しくご紹介致しました。理想のお部屋の雰囲気と予算と検討しながら、お手入れしやすい居心地のいいキッチンにできると良いですね。リフォームを検討している際は、リフォーム費用を安く抑えるためにもなるべく早く業者に依頼することがおすすめです。
みんなのお家の修理屋さんでは、床のリフォームや修理など、不具合の原因特定から修理まで一貫して承っております。床のリフォームについてお悩みの方は、ぜひお早めにご相談ください。