トイレで床鳴りする原因とは?放置してはいけない理由から治し方までを解説!
トイレに踏み入れた時に、「ミシミシ」や「ギシギシ」と床がきしむ音が聞こえたことはありませんか?聞こえたときは、フローリング材の交換や床を開けて中の状態を調べる必要があるかもしれません。
今回は、トイレで床鳴りする原因、床鳴りを放置しては行けない理由、修理方法や費用まで解説します!
トイレで床鳴りする原因とは?
床と根太の間の隙間
経年で床と根太の間に隙間ができてしまうと、床鳴りします。例えば、根太の劣化でたわむことや支柱がないことで起こります。また、築年数が長いと、経年劣化で根太が弱っているケースもあります。
下地の経年劣化
床下地が劣化すると、床鳴りします。経年劣化により床のフローリングやファッションフロアーの下地合板を弱らせてしまい、床がたわむことで床鳴りにつながります。
便器のひび割れ・フランジの経年劣化
床と便器の間にフランジというパッキンが入っていますが、このフランジが経年劣化したり、便器にひびが入っていると、床にじわじわと排水漏れを起こし、床鳴りを起こす原因となります。
便器本体の結露
便器本体からの結露が原因で床鳴りが起こるケースもあります。冬場に家の中で暖房を効かせていると結露が発生しますが、その結露の水分が床のフローリングやクッションフロアの下地合板に長年の間染みることで弱らせてしまいます。下地合板が弱った結果、床がたわんで床鳴りにつながります。
木材の収縮
フローリングは木材でできているため、水分で収縮し、新築や貼り替え直後に床鳴りすることがあります。一方で、経年劣化でフローリング材が水分を含み劣化することで床鳴りが起きることもあります。
トイレの床鳴りを放置してはいけない理由
家の基礎部分が腐食する
トイレの床が腐食すると床材がフローリングが変形し浮くこともあります。ただ、その浮いた床を放置すると、接着剤の効果が弱まり、クッションフロアが浮くことや剥がれることがあります。最終的に、根太や大引きなどの基礎部分が腐食する可能性があります。
住宅の倒壊リスクが高まる
床鳴りを放置しておくと、その原因である水漏れ等を放置することになります。その結果、シロアリなどの虫が湧き、下地が腐り、大規模な工事が必要になるほど建物の強度を失うこともあります。
トイレの床鳴りを直す方法
鳴き止めのオイル
新築・張り替え直後の木材の収縮が原因で起きた床鳴りは、鳴き止めオイルをきしんだ木材に塗ることで対応することが可能です。
くさびを打つ
床と根太の間に隙間が原因で床鳴りするときは、くさびを打つことで隙間を埋め、床鳴りを止めます。
下地から貼り直す
床下の下地合板の劣化による床鳴りは、床下を開き中の状態を確認し、状況に応じて床下地全体を貼り直します。
トイレの床鳴りを直すのにかかる費用とは?
トイレの床鳴りの修理は、床鳴りの原因の深刻度合いによって方法を変えていきます。
たとえば鳴き止めのオイルの塗装は簡易的な修繕であるため、2,980円で直すことが可能です。床と根太の間の隙間にくさびを打つときは床材を剥がす必要があるため、鳴き止めのオイルよりも少し高く、5,980円の修理費用がかかります。一方で、床下地から貼り替えるときは、大掛かりな工事をする可能性があるため、50,000円以上はかかります。
まとめ
ここでは、トイレの床鳴りの原因、床鳴りを放置してはいけない理由、床鳴りを直す方法や費用まで紹介しました。
床鳴りは、その原因部分を放置すると、湿気や水分で基礎部分が腐ったり、シロアリが食べることで基礎の強度が落ちてしまい、最終的に住宅の倒壊にまで発展する恐れもあります。
早めの修理によって、フローリング材の交換や床と根太にくさびを打つ程度で済み、費用も大きく抑えることができますので、なるべく早めの修理が重要ですね。
弊社であれば、床鳴りの原因特定から補修までをワンストップで行えます。
少しでもトイレの床で不安な箇所がございましたら、是非ともご気軽にご相談ください。