床の修理(知っておきたい!)

床鳴りでギシギシ音がする原因とは?放置の危険性まで解説します

床がギシギシと鳴っているけれど、原因がわからずとりあえず放置してしまっていることはありませんか?しかし、床のきしみの放置には、思いがけない危険性が隠されていることもあります。

そこで今回の記事では、床鳴りの原因や放置の危険性などについて詳しく解説していきます。

 

 

ギシギシと床鳴りする原因とは

ギシギシ音がする原因はいくつか考えられますが、ここではフローリング自体に問題がある場合と、その他のところに原因がある場合の2つに分けて詳しく解説していきます。

 

【フローリングに問題がある場合】

・床の構造に問題がある

フローリングを固定するために釘を使うのですが、この釘が擦れて音が発生している場合があります。最近の家ではビスを使っているのであまり起こりにくいのですが、古い家だと音の原因が釘であることがよくあります。また、床暖房を使っている場合は床材と暖房機材の隙間が原因で釘が擦れていることもあります。いずれの場合も業者に依頼して対処してもらうことになります。

 

・フローリング材が伸縮している

フローリングの材質によっては、乾燥や湿気によって伸縮したり膨張したりするものがあります。すると木材のつなぎ目が擦れて音が鳴ることがあるのです。新築の建物で起こりやすく、床の構造や施工、フローリングに問題があるわけではありません。この場合、DIYで直すこともできますが、かえって悪化させたり再発したりしてしまう可能性もあるので、気になる場合は業者に相談するのがおすすめです。

 

・フローリングと土台が剥がれている

フローリングと土台が少しでも剥がれてしまうと床がたわんでしまい、音が発生することがあります。たとえ1㎜未満のたわみでも音が鳴りやすくなります。これは施工の不具合が問題なので、自力で対処することは難しいです。

 

 

【フローリング以外に問題がある場合】

・床下の土台に原因がある

フローリングではなく、床下の土台自体が擦れて音が鳴っているケースもあります。床下の木材も気温や湿度によって伸縮するためです。

また、床下の木材の配置が正しく行われていなかったために、音がなってしまっていることもあります。

 

・シロアリ被害が起きている

あまりにもギシギシ音がひどい場合は床下がシロアリ被害を受けている可能性もあります。床の土台の木材をシロアリが食い荒らし、スカスカになってしまっているのです。浴室やキッチン、トイレなど水回りの床下は湿気があるため、シロアリの大好物である湿った木材ができてしまうのです。湿気の多い時期に床鳴りし始めたり、床がブワブワとしていたりしている場合は要注意です。

 

 

ギシギシ音を放置してはいけない理由

床が傾いたり抜けたりしてしまう

床のギシギシ音の原因が木材の傷みであったり、強度不足であったりする場合は床が傾いたり抜けたりしてしまう危険性があります。特に水回りなどの湿気が多い箇所は木材が腐りやすく注意が必要です。床が抜けてしまうと、その後の修理が大変ですし、けがをしてしまう可能性も十分にあり得ますので、放置しておくことはやめましょう。

 

床が汚れやすくなる

音の原因が木材の伸縮や劣化によるものだと、時間が経つにつれその隙間が元に戻らなくなることがあります。そうなってしまうと、その隙間に小さなゴミやホコリが溜まり黒ずんでいってしまいます。

 

音の原因がシロアリの場合、大繁殖する恐れがある

ギシギシ音の原因がシロアリの場合、放置しておくことは最悪の事態を招きかねません。床下はシロアリにとって最も快適な場所です。シロアリが潜んでいる場合は早めに駆除しないと大繁殖し、柱や天井までも食べられてしまう可能性があります。そして家の耐久性にまで影響を及ぼします。

 

 

今日からできる!床のギシギシ対策とは

床を濡らさない

床掃除をする際は、なるべく掃除機を使ったり乾拭きをしたりするのがおすすめです。木材は水にぬれると湿気を吸い、伸縮する原因になったり、傷みやすくなったりしてしまいます。床に水や飲み物をこぼしてしまった際にはすぐにふき取りましょう。

 

湿度を一定に保つ

部屋の湿度を一定に保つことも床が鳴ってしまうことを防ぐのに効果的です。あまりにも湿度が高いときには除湿器を、乾燥している時には加湿器を活用しましょう。湿気は床の木材の伸縮の原因になりますし、シロアリに快適な空間を作り出してしまいます。極端な乾燥も木材の伸縮の原因になります。定期的に窓を開けて換気することがポイントです。

 

カーペットや絨毯を活用する

床にカーペットや絨毯を敷いておけば、床の傷つきを防ぐことができますし、万が一水などをこぼしてしまったときも、床自体が濡れずに済むので安心です。

 

 

DIYで床のギシギシ音は収まる?

フローリングの伸縮によって起きているギシギシ音はDIYで修復できる場合もあります。しかし、一時的な処置はできても完全に直すことは難しいので、最終的には業者に頼むことをおすすめします。また、原因特定は難しいこともありますので、無理をせず業者に頼んできちんと調べてもらった方が安心ですよ。

 

市販の補修材を使う

フローリングの接合部に隙間が生じて音が鳴っている場合、市販の修復材で直せる可能性があります。方法としてはまず、どこが鳴っているのか特定します。床を足で踏んだ時ではなく、足を上げたときに音が鳴るところを修復するのがポイントです。音が鳴っている箇所を特定できれば、そこに修復材を流し込みます。修復材によって隙間を埋め、音が鳴るのを防ぐことができるのです。

 

カッターで切れ目を入れる

カッターで切れ目を入れて修復できるケースもあります。音が鳴っている箇所を特定し、そこのつなぎ目に沿って切れ目を入れていきます。つなぎ目の溝にカッターを入れると切り傷も見えません。つなぎ目以外のところには、カッターを入れないように注意しましょう。

ただし、床暖房を使用しているフローリングでは、カッターを使用することはできません。床下の暖房器具を傷付けてしまう可能性があるためです。その場合は床暖房でも対応している業者に依頼しましょう。

 

隠しくぎを使う

フローリング材とその土台に隙間が生じて音が鳴っている場合は隠しくぎを使って直せる場合があります。隠しくぎとは、くぎを打ち込んだ後に頭部が取れる構造になっているくぎのことです。そのため、くぎを打ってもあまり目立たせずにすみます。

手順としては、まずきしんでいる部分の床を足で押さえます。そして、そのままくぎを打ち込みます。隠しくぎにはクッション材がついているので、その部分を横から叩くと、くぎの頭部をきれいに取ることができます。

 

 

まとめ【床鳴りがギシギシしたら業者へ相談を】

今回の記事では床鳴りの原因や、放置の危険性、その防ぎ方について詳しくご説明しました。床鳴りの原因によっては、自分でDIYをして直すこともできますが、応急処置的なものにすぎません。また、上記で原因の見分け方についても少し触れましたが、やはり素人では難しいところもあります。万が一DIYで直ったと思っていても、「実はシロアリ被害が起きていた」なんてことがあったら大変です。再発したり、悪化したりする可能性も否定できません。やはり、きちんとした業者に相談するのがおすすめです。

 

弊社でも床のきしみの原因特定や補修を行っています。床のギシギシ音でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

イメージキャラクター
まずは電話/フォーム
状況をお伝えください!
0120-025-181
無料見積りフォーム
イメージキャラクター

電話で相談

メールでお見積り