床がきしむ原因はシロアリ?シロアリ駆除業者の選び方や予防の方法を紹介
おうちの床がきしんでいると普段の生活から気になってしまいますよね。床がきしんでしまう原因というのはいくつかありますが、その中の有名なものにシロアリによるものがあります。シロアリは木材を食べるため、床下の木材が食べられ床がきしむ原因となるというわけです。この記事では、このようなシロアリ被害に合ってしまった場合の対処法や、普段からできるシロアリ被害への予防方法を紹介していきます!
そもそもなぜ床がきしむのか
そもそも床がきしんでしまう原因として、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、床がきしんでしまう原因について紹介していきます。
1.経年劣化
床材が経年劣化によって強度が低くなってきてしまい、その部分の床がきしんでしまうという可能性があります。
2.施行不良
建物を建てた際に、建築会社の施行不良で床下の強度が低い状態になってしまっている場合があります。
3.地盤沈下
地盤沈下してしまっていることにより、床が部分的にきしむことが考えられます。
4.シロアリ
床がきしんでしまう原因として1番有名なものがシロアリによる被害です。床下にシロアリが発生してしまい、木材を腐食させその部分の床がきしんできてしまいます。
どのような家や箇所がシロアリ被害に遭いやすい?
床のきしみの原因として有名なシロアリによる被害は、どのような家や箇所で発生しやすいのでしょうか。また、シロアリによる被害の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。シロアリの被害の頻度が高い家の特徴や箇所、シロアリ被害の特徴について紹介していきます。
シロアリ被害が発生しやすい場所
シロアリの被害が発生しやすい箇所は、「床や柱といった木材の箇所」「湿気が多い箇所」などです。
床下のシロアリを放置してしまうと、外壁や屋根までもシロアリの被害を受けてしまう可能性があります。しかも、シロアリは木材だけでなく、プラスチックや断熱材、コンクリートまでも食べてしまいます。また、湿気が多い箇所のお風呂・トイレなどの水回りなどでもシロアリの被害は発生しやすいです。
このような箇所がシロアリの被害を受けやすいため注意が必要になってきます。
シロアリ被害の特徴
シロアリの被害を受けてしまうと床のきしみ以外にも、さまざまな被害を受けてしまいます。
・ドアの開閉がしにくい
・床が浮いてしまっているように感じる
・壁や柱を叩くと、カンカンと乾いた音が鳴る
・床に木屑のようなものを頻繁に見かける
・床に大量にフンが落ちている
このような症状がシロアリの被害を受けている住宅には見られます。もしこれらの症状に当てはまっているのであれば、シロアリの被害を受けている可能性があるため、すぐに調査を行うことをおすすめします。
きしみの原因がシロアリだった場合の対処法
シロアリ被害の調査をして、シロアリの被害を受けていることを確認した場合は駆除をする必要があります。ここでは、シロアリの駆除の方法と駆除をする際の費用相場について紹介していきます。
駆除の方法
1.床材や床板の撤去
フローリングなどの床材と床板を撤去し床下が見えるようにします。その後、シロアリの被害を受けていないか目視で確認します。
2.床下地材の交換
シロアリによって劣化した床下地材を新しいものと交換します。施工の際に落ちた木屑を放置するとシロアリが発生する原因になるため、しっかりと施工後の清掃状況を確認しましょう。
3.シロアリの駆除
シロアリの駆除方法は大きく分けて「バリア工法」と「ベイト工法」があります。
バリア工法とは、ドリルなどで木材に穴を開けて、そこからシロアリ駆除用の薬剤を注入する方法です。この工法はベイト工法よりも即効性があり、費用も安く抑えられます。ベイト工法とは、シロアリの餌に毒を混ぜて、それを巣に持ち帰らせて、巣ごとシロアリを駆除する方法です。この工法はバリア工法よりも即効性はないものの、シロアリが大量にいる場合は効果的です。また、人やペットに害がないものであるため、安全性が高いという特徴もあります。
4.床板の張り替え
シロアリの駆除が終了したら、最後に床板を張り替えて、フローリングなどを張って駆除は完了です。
駆除の費用相場
シロアリの駆除にかかる相場は、駆除の方法と広さによって異なります。
バリア工法の場合であれば、1平行メートルあたりの相場は2500円前後です。
ベイト工法の場合であれば、1平行メートルあたりの相場は2500〜7000円です。ベイト工法の場合、保証期間によって費用が変わってくるため、費用の幅が広くなってしまっています。
これらはあくまでも費用の相場であり、実際に見積もりをしてもらわなければ具体的な金額はわからないため、一度見積もりをもらってみましょう。
シロアリから家を守るためにできること
ここまではシロアリの被害を受けた場合について解説してきましたが、ここではシロアリの被害に遭わないように普段から気をつけるべきことを紹介していきます。
1.家のまわりに荷物や木材を置かない
シロアリは明るい場所を嫌います。もし家のまわりに荷物を置いてしまっていると、そこに日陰ができてしまい、シロアリが発生する可能性があります。また、木材を置いておくとシロアリの餌になってしまう場合もあるため、極力荷物や木材を置いておかないようにしましょう。
2.基礎部分の風通しを良くする
シロアリは明るい場所と同じくらい、空気の流れが良い場所を嫌います。また、風通しを良くすることで湿気がこもらなくもなります。基礎の周りには通気口があるのですが、そこにものを置いたりしてしまうと湿気がこもってしまうため、通気口は塞がないようにしましょう。基礎部分に調湿材を設置することでも湿気を防ぐことができます。
3.バリア工法やベイト工法で予防する
先ほどシロアリの駆除方法として説明をしたバイア工法とベイト工法ですが、シロアリ対策として活用することも可能です。シロアリ予防としてこれを活用する際の費用相場としては、1平方メートルあたり1500円程度です。
まとめ
今回は、床がきしむ原因として特に「シロアリ」に焦点を当てて解説してきました。
しかし、シロアリ以外が原因の床のきしみも放置してしまうと思わぬ被害を引き起こしてしまう可能性があります。
例えば、床が抜けてしまったり、床の隙間に黒ずみが発生しやすくなったりしてしまいます。
そのため、床がきしんでいる場合はしっかりと原因を追求した上で、その原因に適した対応をするようにしましょう。
おうちの修理屋さんでは、シロアリから被害を受けたおうちの修理やシロアリの駆除、その他の床のきしみの原因に対する修理をお安く行うことができます!
「床がきしんでいるので直してほしい」「シロアリが発生しているかもしれないから見てほしい」という方は、ぜひ一度プロにご相談ください!